介護部からのアドバイス、第三弾(^^)/「前編」
(今回は、前編と後編に分けてお伝えします!)
今回のテーマはこちら!
この夏コロナ自粛で熱中症増!注意!
昨年もそうでしたが、今年の夏もコロナ自粛により自宅で過ごすことが多くなりそうです。
意外に思うかもしれませんが、昨年6月~9月消防庁の調べでは、熱中症の発生場所で最も多いのが自宅という結果でした。
- 自宅:28,121人(43.4%)
- 道:11,276人(17.4%)
- 仕事場(道路工事現場、工場等):7,065人(10.9%)
自宅にいると言っても油断ができないのが熱中症です。
そこで、以下について教えていただきます!
自宅での熱中症対策
室温は28℃以下に!
エアコンや扇風機を使用して室内の温度を28℃以下に設定すると、熱中症の予防になります。
ただし、家の温度は部屋の間取りや窓の場所によっても変化するため、ちょうど28℃にこだわる必要はありません。
※エアコンや温度計が壊れていないか確認しておいてくださいね。
こまめに水分補給!
- 水分補給のポイントは、喉の渇きを感じる前に行うこと。
- 体はゆっくりと水分を失うので、こまめな水分補給が熱中症に欠かせません。
高齢者は、喉の渇きを感じにくく、また、トイレの不安を抱えてることもあるため、必要な水分量が取れていないことが珍しくありません。
「水分をとった」という言葉をそのまま受け止めず、いつどれぐらい水分をとったのか、水ではなく塩分やミネラルを含んだものか、詳細を聞いてみてください。
高齢者に必要な水分摂取量は、1日あたり1~1.5リットルです。毎日飲んだ量を確認して記録すると、把握しやすいでしょう。
- 利尿作用のあるアルコールは水分補給としてはおすすめできません。
麦茶や、塩分を含んだスポーツ飲料などの飲み物が有効です。
(梅干しやせんべいでも、汗で排出されてしまった塩分やミネラルが補充できます。)
体を冷やして体温を下げる!
室内を冷やすことに加えて、Tシャツや短パンなど風通しの良い服装を着用すること、また、冷却グッズを使うのもおすすめです。
冷却シートやタオルなど、外出先や仕事場で使えるアイテムは数多く出ています。
特に、首元の太い血管を冷やすと効率良く体を冷やせるので、豆知識として覚えておきたいですね。
なお、休日など自宅で過ごすときには、シャワーを浴びるのも効果的です。
「後編」では、熱中症の初期症状や応急処置をお伝えします!
お楽しみに🤗