当院の職員は、12~1月が健康診断の時期です。
皆さんも、定期的に健康診断を受けられていますか?
今回は、健診でよく聞くCT装置やX線などの医療放射線と、
身の回りに存在する放射線のリスクに関して、
診療放射線技師のIさんに詳しく教えて貰いました!
皆さんは、放射線と聞いてどこまで想像しますか?
よく目にするのは、以下写真の様な病院のX線機器だと思います。
ですが、目に見えないだけで日常の中には放射線が存在するのです。
例えば温泉で、ラドンやラジウムを含んだ温泉です。
これは低レベルの放射線を用いた放射能泉と呼ばれるものです。
地中の鉱石に含まれるウラン元素が源泉と混じって湧きあがります。
それを治療などに用いる国もあり、免疫の向上やがんの抑制に働くと考えられています。
鉱物以外にも、野菜や果物といった食品、植物に含まれる放射性物質や地表に降り注ぐ宇宙線など身近に放射線は存在します。
では、日常生活で影響する放射線と、放射線を使う医療機器とでは何が違うと思いますか?
私は、放射線の強さが関係すると考えています。
放射線を測る単位は様々ありますが、大事なのはそれに作用する放射線のレベルです。
低線量と高線量の2つで簡単に表します。
低線量は一般的な病院にある一般撮影装置、CT装置などの装置です。
高線量はがん治療などに用いる一部の特殊な装置と考えてください。
少し分かり難いですが、自然放射線による被ばく線量は、日本では年間2.4mSvとされています。
一般人が被ばくする公衆被ばくは年間1mSvです。
医療被ばくは検査を行った回数により変わりますが、胸部X線写真は1回あたり約0.06mSv、胸部CTでは約5~30mSvとされています。
軽水型原子力発電所周辺の実効線量は0.05mSvと、実際はそれよりも少ないと考えられています。
また健康障害が生じる最少線量は100mSvとされ、一度にこの線量を浴びることは日常的にまず無いので安心してください。
▼CT