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リハビリコラム➌

リハビリスタッフが徹底解説!

外来での呼吸リハビリについて

外来リハビリとは

患者さんや利用者さんの病気や身体機能、保険の種類によってリハビリをおこなう環境は変わってきます。

  1. 医療保険でのリハビリ:入院でのリハビリ、外来通院でのリハビリ
  2. 介護保険でのリハビリ:ご自宅での訪問リハビリ、デイケアでリハビリ

外来リハビリは、ご自宅で生活されている方が病院に通っていただき、医師の指示に応じて運動療法や物理療法を行います。

どんな人が対象なのか

  • 運動器に問題のある方

肩や腰、ひざの痛みや運動制限により日常生活に支障がある。
肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)、腰椎椎間板ヘルニア、変形性膝関節症など。

  • 呼吸器に問題のある方
    呼吸がしづらい状態であったり、歩くことはもちろん生活に必要な動きをするだけでも息切れがおこる。
    COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺気腫、肺線維症、肺炎など。

 

運動療法とは

一般的に行われるラジオ体操や○○体操は、万人に対して行われるものであり、主に身体機能や動作能力の維持、健康増進を目的にしています。
“運動療法”とは、患者さんの病気や症状、現状の身体機能や動作能力にあわせて運動の種類を選択し、その強度や回数、治療頻度を決めてそれぞれにあった治療を行います。

呼吸リハビリとは

一般的には呼吸器関連疾患(COPD、肺気腫など)を患った方を対象としており、息切れや呼吸困難(感)といった症状の緩和や改善を目的に運動療法を行います。

どんなことをするのか

呼吸の仕組みは、横隔膜という筋肉が活動し胸の骨である肋骨を動かすことで息を吸ったり、その弾力で息を吐くことができます。
呼吸リハビリというと深呼吸や呼吸方法の指導、胸まわりの柔軟性を保つための運動などが連想されますが、当院では呼吸に関わる筋肉はもちろんですが、運動のもととなる骨・関節(肋骨と胸、背骨をつなぐ関節)の動きを治療します。
それにより大きく呼吸をすることができるようになったり、結果として日常生活や運動時の息切れ、呼吸困難(感)の緩和や改善に繋がります。

外来リハビリを利用するためには

リハビリは医師の指示が必要となります。
呼吸器関連であれば内科、骨・関節に関わることは整形外科を受診し、“リハビリ希望”とお伝えください。
※状態により医師が判断しますので、必ずご希望にそえるわけではありません。
※診療時間や医師はホームページをご確認ください。

判断にお困りの際は、直接理学療法室の受付やスタッフに、お気軽にお尋ねください。

 

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