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靴の選び方

皆さん靴の選び方に迷ったことはあるのではないでしょうか?
靴の種類も多種多様にあり、いろいろなメーカーからデザインが変わったものも多く売られています。
では、靴を購入する際、デザインや靴のサイズだけで買うので本当にいいのでしょうか?
今回は靴を合わせる時の方法や健康と靴について考えていきたいと思います。

足の機能と影響

まず、足部の機能として体重を支える、足を前に送り出す推進力を作る、バランスをとる、衝撃を吸収することなどがあります。
これらの機能は足の関節の動きや筋肉・靭帯が正常な位置・緊張を保っていることにより正しい機能が働きます。
そのバランスが崩れることにより足だけではなく身体の健康が阻害される可能性があります。
例えば、姿勢が悪くなり、膝や腰に負担をかけたり、足部は血液循環にも関与しているので血行障害による足の疲れや運動機能の低下につながってきます。

 

靴と転倒

一つの調査によると「1年間で履物が原因となった転倒、転落の有無」を調べた結果、38.5%に履物の影響による転倒があるとの報告があります。
その中でもスリッパによる転倒が多く報告されています。
さらには、靴のサイズが合わず爪先が引っかかることも原因となっています。

 

靴の選び方

以下の方法で確認をしてみてください。

  1. 踵のカーブが靴のカーブと一致しているか
  2. 土踏まずが靴のアーチラインに合っているか
  3. 幅が合っているか
  4. 足の爪先が靴の甲部や前部にあたっていないか(10㎜程度の余裕が必要
  5. 靴のトップラインに隙間やくい込みがないか

以上のことを確認し靴を試し履きしてみてください。
また、必ず両足で履いてみて、片足で立ったり、しゃがむ、少し歩くなどをしてみて痛みや違和感がないかを確認してください。
また、靴を購入する時間については午後3時が良いと言われています。
ある程度の疲労感がある時のほうが、靴のフィッティングの良し悪しが分かりやすくなるためです。
また、文献の報告には靴の底の厚み(ソール)が高いほどバランスが悪くなり、ソールが硬いと足の振出しにくさやバランスに影響を与えるといった報告もあります。

 

最後に

「履きやすい靴=スムーズに履ける靴」を選んでしまいがちですが、その場合は靴と足の間に空間ができてしまっています。
履いた後の時間の方が長く、さらに影響が大きいため少しでも足に密着し自分の足に合った靴を選択して下さい。

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