今回の作業療法図鑑は『絵手紙』について紹介します。
絵手紙
徳島平成病院では、家族への感謝の手紙として絵手紙を作成しています。
(写真は患者さんが作ったものです)
自分で好きなものを作ってもいいですが、初めは難しいので手本をみながら作ってみましょう!
準備物
ペットボトル、水のり、トイレットペーパー、絵具、筆ペン、すき型枠(フォトフレームと網戸を組み合わせて作成できます)
ポイント
牛乳パックで作ることもできますがトイレットペーパーで作ると時短できます!
作業方法
トイレットペーパーを細かくちぎりペットボトルに水、水のりを入れて溶かします。(時々降ると早く溶けます)1日ぐらいおいて、紙が溶けてきたらすき型枠に流し込んで天日干しで乾かします。
乾いた紙を枠から取り出し、筆ペンで描きたい絵の輪郭、文章を書きます。筆ペンが乾いたら絵具で色塗っていき、それが乾けば完成です!
作業目的
トイレットペーパーをちぎることは手指の動かしにくい方や、認知機能の低下した方でも実施できます。絵や字の輪郭が曲がっていても味のある作品となります。
簡単な作業を通して、離床機会の増加や、達成感の獲得が期待できます。