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とくへいニュース

作業療法図鑑No.11

今回の作業療法図鑑は『書道』について紹介します。

書道

書道は古くから字を利用し、自己表現をするために行われてきました。
筆を利用し自身の個性を活かした芸術作品を作ります。
また、筆を使うことは日本人にはなじみがあり、学校でも習うことが多いのではないかと思います。

書道と習字の違い

習字は「文字を正しくきれいに書く」練習をするという意味合いが大きく、手本を元に書くことを基本としており、筆だけでなく硬筆も含みます。
それに対し、書道では芸術性を重視し、字の上手い下手を関係なく自分の思いのまま文字を書きます。
なので「失敗」ということはなく、自身の満足がいくかいかないか、といった点を評価することとなります。

効果

個性を表現しやすく作品として仕上がるため、
自己肯定感の向上に繋がり、季節感のある文や文字にすると見当識の向上にもなります。
姿勢は自然に背筋が伸び、体幹の筋力強化にも繋がります。
また、墨汁の匂いは心を穏やかにする効果も得られます。

 

当院でも作業療法の一つとして書道を行っています。
自身の書きたい文字を表現し、楽しくリハビリに取り組まれています。

書字姿勢のポイント!

  • 机とお腹の間は、拳一つ分を空ける
  • 足を自然に床につけ、背筋を伸ばす

▼バックナンバー
No.1:蕎麦すくい
No.2:季節行事
No.3:折り紙ブロック
No.4:調理実習
No.5:まきまき手芸
No.6:園芸療法
No.7:つまみ細工
No.8:絵手紙
No.9:俳句
No.10:アンデルセン手芸
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