今回の作業療法図鑑は『ペーパークラフト』について紹介します。
ペーパークラフト
ペーパークラフト とは、紙を素材としてつくる模型で、1枚の紙からさまざまな大きさ、色、形の部品を切り出して組み立てるものをいいます。
難しいものから簡単なものまで難易度は様々で、手のリハビリや余暇時間の有効活用として当院では実施しています。
ペーパークラフトの効果・ポイント
- ハサミやのり、カッターナイフを使用することで道具を用いた目と手の協調性を向上させることができます。
- 難易度を調整することができるため自立度の高い方には余暇時間に難易度の高いものを、一人では難しい方には簡単なものをセラピストと一緒に行うことで完成した達成感を味わうことができます。
- 完成した作品を部屋に飾ることで安心できる場所を提供でき、季節感のある花やオーナメントの作成を行うことで認知機能の賦活に繋がります。
作品紹介
これは患者さんと一緒に作った作品の一部です!
一緒に作った作品は気に入られる方がほとんどでお家に持って帰られる方が多いです。
ペーパークラフトの注意点
カッターやハサミを使うため怪我に注意が必要です。
また、説明書の文字が小さく読みにくいことがあるため、説明書を大きく印刷することもあります。