リハビリスタッフが徹底解説!
横断歩道を渡りきるために
横断歩道の豆知識
白線の太さと間隔は決まってる?
白線の太さと間隔はそれぞれ45センチと決まっていますが、幅は決まっていないそうです。幅が広いと歩行者がまばらに歩き、ドライバーが注意散漫になったり、雨や凍結などでスリップのリスクが高まります。
青信号の点滅の意味は?
道路交通法施行令によれば、「歩行者は、道路の横断を始めてはならず、また、道路を横断している歩行者は、速やかにその横断を終わるか、又は横断をやめて引き返さなければならない」としています。
歩行者のルール
道路を渡りたいときは、横断歩道が近くにあるところでは、横断歩道を渡らなければなりません。
歩行者の青信号の長さは横断歩道の長さで決まる
歩行者用信号の青時間は、横断歩道の長さによって異なります。
一般的には歩行速度を秒速1メートルとして道路を渡りきれるよう調整しています。
歩行速度が遅い高齢者や子供が多く利用する場所については、より多くの時間を出すよう考慮しています。
自分の歩行速度がどれくらいか意識したことがありますか?
筋力が落ちると歩行速度も落ちると言われています。
一般的に健常成人の歩行速度は時速 4km ほどであり、時速 4km は秒速 1.1m ですから、信号は平均値よりも若干遅い速度を基準にしているようです。
病院の近くの横断歩道です。
白線は12本あり、この横断歩道の距離はおおよそ10m位です。
実際に歩行者の青信号の時間を計測してみると、25秒ありました。
ちなみに青の点滅時間は5秒ほどで赤に変わりました。
点滅しだしてから、歩いて横断歩道を渡るのは無理そうですね。
私たちリハビリスタッフは、患者さんが自宅退院する際にその方の生活スタイルを考え、歩いて外出する機会があると判断した場合には毎秒1m以上の速度で 歩けるかどうか?ということを目標にリハビリを進めていきます。
理由はもちろん、横断歩道を無理なく渡れるようにする為です。
みなさんも、秒速1メートルの速さで歩行が出来ているか、少しだけ意識してみて下さいね。
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