当院のリハスタッフが、毎日のスキマ時間に実践できる簡単な体操、
第13回目は、膝を強くする体操をお伝えします(^^)/
膝を強くする!
~変形性膝関節を予防しよう~
膝関節は体の関節の中で最も大きい関節です。
体重をしっかり支えなければならない荷重関節ですが、非常に不安定な構造となっています。
加齢とともに関節軟骨がすり減り、膝の曲げ伸ばしや歩行の際に痛みが生じてくることがあります。
症状が進行すると膝が伸びなくなる、O脚やX脚といわれる変形が見られるようになります。
いわゆる変形性膝関節症です。
変形性膝関節症の予防には足の筋肉、特に太ももや膝周囲の筋肉を鍛えることが大事です。
お家でも出来る、膝周囲筋のトレーニングを行い、いつまでも元気な足でいられるようにしましょう!
太もも・膝周囲のトレーニング
(1日:10回×朝・夕各1回)
柔らかいボールを膝の下に挟み、ゆっくりと押し付けます。
そしてゆっくり元に戻します。
☞ Point!
タオルや枕でもいいです。
太もも内側のトレーニング
(1日:10回×朝・夕各1回)
両膝の間にボールを挟み込み、膝を閉じていきます。
これ以上閉じれないところまで来たら、ゆっくりと元に戻します。
おしりのトレーニング
(1日:10回×朝・夕各1回)
ボールを膝と膝の間に挟んだまま、ゆっくりとおしりから背中を持ち上げます。
そのまま5秒間保持します。その後ゆっくりと下ろします。
太もものトレーニング
(1日:10回×朝・夕各1回)
椅子に腰かけて、背筋を伸ばします。できるだけそのままの姿勢で、膝をまっすぐ伸ばします。
そのまま5秒間保持します。できれば足先も上に向けるように。そしてゆっくり下ろします。
どの運動も、痛みがある時や体調の悪い時は控えましょう。
膝がすでに変形してきている人は整形外科医やリハビリスタッフに相談してから行ってください。
それでは、次回の「自宅でのびのび体操」も、乞うご期待ください!
No.1「変形性膝関節症予防のための体操」
No.2「転倒を予防するのための体操」
No.3「尿漏れを予防するための体操」
No.4「腰痛を予防するのための体操」
No.5「肩こりを予防するのための体操」
No.6「座ってできる腰痛体操」
No.7「キャットバック」
No.8「指さき体操」
No.9「腰痛体操」
No.10「棒体操」
No.11「口腔体操」
No.12「足の指体操」