リハビリスタッフが徹底解説!
自宅退院に向けてオススメの福祉用具
今月のリハビリコラムは福祉用具について紹介したいと思います。
福祉用具とは、介護や介助が必要な方の日常生活やリハビリ・機能訓練をサポートするための用具や機器のことです。
今回は用途別に紹介していきたいと思います。
段差のサポート
玄関の段差や、庭へ降りるときの段差などには、置くだけで「段差の解消」「手摺の設置」の二つが行える『置き型手摺り』をお勧めすることがあります。
工事をすることで、段差の解消や手摺の設置は可能ですが、お金や設置場所の問題などでこちらを選ばれる方も多いです。
また、レンタルできるため使うことがなくなれば返却することも可能です。
お風呂で使用する福祉用具
自宅に退院されるときに「帰って一番困るのはお風呂やな!」とおっしゃる方が多いです。
市販されているお風呂の椅子は、滑り止めや手摺、背もたれがついておらず、転倒、転落の可能性が高いです。
福祉用具のお風呂の椅子(シャワーチェア)は、その全てがついており、転倒の可能性を軽減してくれます。
また、市販のものより座面が高く、立ち上がりやすく設計されています。
他にも浴槽の中に沈める椅子もあり、滑って立ち上がりにくい浴槽から立ち上がることをサポートしてくれます。
※お風呂やトイレで使用するものは衛生面の問題で、レンタルはできず購入しなければならないものが多いので注意してください。