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リハビリスタッフが徹底解説!

転倒しやすい場所はどこ?

転倒について

ご高齢の方が入院する理由に転倒に伴う外傷がきっかけになることがあります。
転倒に関する危険因子としては大きく2つあり、内的要因(身体的要因)と外的要因(環境要因)に分けられます。
内的要因は加齢による身体的な変化と疾患を主とする身体要因、薬物の影響があります。
転倒によって起こる心身への影響の中で最も重要となるのが、骨折です。
高齢者でよくみられる骨折は、大腿骨近位部骨折(大腿骨頸部骨折、大腿骨転子部骨折)、脊椎圧迫骨折、上腕骨近位端骨折、橈骨遠位端骨折です。

 

転倒しやすい場所は?

転倒と聞くと自宅外で起こると思いやすいですが、ご高齢の方の転倒の多くは自宅です。

自宅で転倒しやすい場所

居間(リビング)
長い時間を過ごす居間には、物や家具、じゅうたんなど転倒する要因が多く潜んでいます。
居室間の小さな段差も要注意です。
※床に物が散乱していたり、じゅうたんの端に足が引っかかったり、線(コード)があるとまたぐ必要が出てきます。

階段
年齢を重ねると転倒のリスクもあり、移動するのも大変になってきます。
関節の痛みで昇り降りに支障が出たりする場合もあります。

浴室・トイレ
浴室の濡れている場所やトイレの排泄後にも転倒の危険性があります。

寝室
夜間は特に転倒のリスクが高くなります。
寝起きや暗所による視界の低下などで転倒する要因も増えてきます。
住み慣れた家でも、転倒の原因となるものはたくさん存在します。

転倒を防ぐために

ポイント

  1. 動線を確保する
  2. 視覚的にわかりやすくする(明るくする)
  3. 足元を安定させる

居間(リビング)
床の障害物の除去やじゅうたんの除去または隙間をなくしたり、線(コード)をまとめて壁側に設置したりしましょう。

廊下・階段・浴室
手すりの設置やスリッパを履いて移動しない。階段にも手すりの設置やセンサーライトや段に目印をつけるなどの工夫をしましょう。
浴室にも手すりや浴槽内に台を置いたりして立ち上がりやすくしましょう。

寝室・トイレ
ベッドやベッド柵を使用し、寝室からトイレまでが遠い場合は近くの部屋に移動したり(可能な場合)、またポータブルトイレをベッド横に設置し夜間のみ使用するなど工夫しましょう。

※自身の動作能力に応じて福祉用具を使用する必要があります。
転倒についてや環境整備や福祉用具など、気になる方はリハビリスタッフに聞いてみてくださいね。

 

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