今回の作業療法図鑑は『落花生アート』について紹介します。
落花生アート
徳島平成病院では、文化の森で開催されている『作業療法作品展』への作品の展示を行ってきました。 今回は出展した作品の中でも私が患者さんと共同で作成した「落花生アート」を紹介しようと思います。
身の回りにあるものでもアイデア次第で色々な工作に活用でき、素晴らしい作品が出来上がることがあります。
準備物
- 落花生
- ボンド
- マジック
- フェルト
- 目玉シール
金魚の作り方
- 落花生を赤又は黒のマジックで塗りつぶします
- ヒレをフェルトで作成します
- 落花生にヒレ、目玉シールを張り付ければ完成です
☆作成した金魚は箱に吊るしたり、何かに張り付けてオブジェとして飾っています。
効果
ペンを握る、はさみを使うなどの動作は日常生活でも頻回に使用するので、楽しみながら手指巧緻性の改善が期待できます。
工程が少なく、作品が完成するまでの時間が短いため、座位耐久性の低い方にも実施可能で、達成感を得やすい作業です。
実施のポイント
①の工程は落花生を塗るだけなので比較的簡単な工程です。
②、③は小さなものを張り付けるのでピンセットの使用や、介助者によるお手伝いが必要な事もあります。