今回の作業療法図鑑は『パラバルーン』について紹介します。
パラバルーン
パラバルーンとは、パラシュートとバルーンをかけ合わせた言葉で、大きな布の縁を複数人で持ち、音楽に合わせて波を作ったり膨らませたりする活動です。
当院では身近なものでパラバルーンを作り、集団リハビリでゲームを行っています。
その様子を紹介したいと思います。
準備物
- 穴が開いた四角形のビニール(パラバルーン)
- カラーボール
- ストップウォッチ
方法
- 2チームに分かれてパラバルーンを広げて持ちます。
- スタッフがバルーンの上に色のついたボールを投げ入れます。
- パラバルーンを揺らしてボールを同じ色の穴へ入れます。
- 全てのボールが入った時間が速いチームが勝ちです。
効果
- チームで協力して行うことで一体感を感じることができます。また、成功した時に得られる達成感はとても大きなものです。
- パラバルーンを揺らすことで手や腕の筋力向上や、体力向上が期待できます。
- 目で見て、手を動かすことで、目と手の協調性の向上も期待できます。
ポイント
- 安定性の高い椅子に座り、床に足底を設定させて行いましょう。
- 高い位置でパラバルーンを揺らすとボールが外に落ちやすいので、臍の高さで揺らすと穴に入りやすいと思います。
- チームのメンバー同士でどの色の穴を狙うか声を掛け合うこともポイントです!