今回の作業療法図鑑は『釣りゲーム』について紹介します。
釣りゲーム
用意するもの
- 釣り竿
- 魚(イラストや写真)
- クリップ
魚の作り方
- 厚紙などに絵を描き、色を塗って魚の形にカットします。
- 魚の口にクリップをつけて固定したら完成です。
釣り竿の作り方
- 新聞を丸めて作った筒や割りばしを竿にします。
- タコ糸を括り付け、糸の先に磁石をつけたら完成です。
※当院では100均で購入した竿を用いています。
ルール
- 作った魚を床に並べます。
- 時間内にたくさんの魚を釣れた方が勝ちです!
- 魚ごとにポイントを決め、より多くのポイントを獲得した方が勝つ、というルールもあります。
- 旬の魚のポイントを高くすることで、季節の旬などを知るいい機会になるかもしれません。
効果
- 回想法の効果:魚の名前や旬の時期など、脳への刺激に繋がります。
- 実際の魚釣りの経験がない方でも、大量に釣ることができれば、達成感を感じることができます。
- 上肢・目の協調性の向上につながります。
実施する際の注意点
- 床で実施する際、車椅子・椅子座位では高さがあるため、バランスを崩して前へ転倒しないよう注意しましょう。
- 腰部痛や上肢関節可動域制限がある場合は無理をしない範囲で行って下さい。
- 複数人で行う場合は、勝敗を競いますが楽しむことを一番に実施してください!