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リハビリコラム㉒

リハビリスタッフが徹底解説!

筋肉(筋線維)について

今回は筋肉のお話、特にその分類についてお話したいと思います。

筋肉は多数の筋線維(筋細胞)から構成されます。
古くは肉眼的に赤みを帯びた筋肉を赤筋、白く見える筋肉を白筋と分けていました。
後に赤筋は持久力に優れ、白筋は瞬発的な力の発揮に優位だということが判明しましたが、筋肉に赤みをもたらすミオグロビンという物質が、その特徴とは直接関係しないことが判明したため、その名を遅筋速筋と呼ぶようになりました。

顕微鏡技術の進歩により、よりいっそう細部まで筋肉を観察できるようになり、筋細胞は太さの異なる2つのフィラメント(糸状のもの)の集まりである筋原線維からなり、筋肉の収縮がこのフィラメントによって行われていることがわかるようになったため、この部分を詳細に分析するようになりました。              その結果、今まで遅筋と呼ばれていたものはタイプⅠ線維(SO線維)、速筋はタイプⅡ線維(FG・FOG線維)と分類され、速筋はさらにⅡXとⅡA(遅筋と速筋の中間型)に分けられました。
※ⅡB線維というのがありますが、これはうさぎなどのげっ歯動物にみられ、ヒトや馬にはみられないことが分かっています。
タイプⅠ・Ⅱ線維は一つの筋肉に混在しており、筋肉の特性や体質によりその比率が異なります。
また、加齢などによりタイプⅡ線維が選択的に萎縮することなども分っています。
一般の方にとっては「これが何の役に立つのか?」と思われるかもしれません。
しかし、理学療法ではこれらの基礎知識を踏まえて、効果的な筋肉に対するアプローチを実践しています。
この続きはまたどこかの機会でお話できればと思います。

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