粘土細工
今回の作業療法図鑑は、「粘土細工」について紹介します。
粘土を使った泥遊びや泥団子作りは誰しもがしたことのある遊びだと思います。小学校の時には楽焼きをした経験のある方が多いと思います。また、粘土は自由度が高く、自身を表現することに長けた作業活動であり、作業療法場面でも使われることがあります。今回は石粉粘土を使った作業活動について紹介したいと思います。
準備物
- 石粉粘土(樹脂粘土でも可)
- ハサミ
- 絵具
- カッター
- 筆
バラの置物
- 石粉粘土を丸めて棒状にし、8等分にカット。
- カットした粘土を平にし、花びらの形を作る。
- 花びらを重ねていく。
- 花の下の余った粘土をハサミで切る。
- 乾燥させた花に筆で色を塗ると完成!
作業効果
・自由度の高い活動であり、自身を表現したり、完成したことによる達成感によりストレスの軽減や自信の回復に繋がります。
・作っては壊したりと何度でもやり直すことができ、失敗をしても修正ができる特徴があります。
・立位で粘土をこねる作業を行うことにより、バランス能力の改善に繋がるという報告もあります。
実施のポイント!
・初めは簡単な作品を真似をしてみて、徐々に自分のイメージするものを作るようにしましょう。
・粘土が乾燥しやすいので使わないときはウェットティッシュなどを被せておくと乾燥を防ぐことができます。