張り子(小物入れ)
今回の作業療法図鑑は、「張り子(小物入れ)」について紹介します。
以前、風船で作る張り子を紹介させて頂きました。
今回はほとんど同じ工程で作成可能な小物入れについて紹介したいと思います。
準備物
- 厚紙
- ホッチキス
- ペーパーナプキン
- 新聞
- ハサミ
- ボンド
- 紙コップ
作り方
- 厚紙を適当な太さに10本切り、2本を円にしてホッチキスで止めます。
- 円から8本を橋渡しするように底をホッチキスで止め骨組みを作ります。
- 骨組みの上からちぎった新聞紙を水に溶かしてボンドで張り付けて骨組みに厚みを持たせます。
- 1日乾かした後、新聞紙と同じ要領でペーパーナプキンを張り付けていきます。
- 乾燥すれば完成です。
作業効果
書く、切るなどの動作は日常生活でも頻回に使用するので、楽しみながら手指巧緻性の改善が期待できます。
また、新聞をちぎることはピンチ力(つまむ力)の向上にもつながり、小さなものが摘まみやすくなります。
新聞紙を破ることはストレスの発散になり作業を通じて緊張や不安感を減少させます。
実施のポイント!
張り付け方や方向が決まっていないため、失敗が少ない作業です。
器がゆがんでも紙で出来ているので簡単に修正ができます。
ペーパーナプキンは2枚組になっていることがあるので
柄が付いているほうだけ使用しましょう。