当院のリハスタッフが、毎日のスキマ時間に実践できる簡単な体操、
第26回目は、二重課題 ~転倒予防~をお伝えします(^^)/
二重課題 ~転倒予防~
二重課題とは
認知課題(会話、計算など)や運動課題(歩行など)を2つ同時に行う課題を指します。
いわゆる、身体機能と脳機能を同時に使用する課題のことです。
高齢になるにつれて、両方(認知・運動課題)を同時に行うことで、一方もしくは両方の課題成績が低下してしまうと言われています。
「歩行中に話しかけると立ち止まってしまう」
「会話をしながらの車や自転車の運転が難しい」など
※ 二重課題の遂行能力低下によって、転倒や事故の発生につながる可能性があります!
※ 予防目的でご自宅でできる簡単なトレーニングメニューを紹介します!
運動+言葉の想起
足踏みをしながら、野菜の名前や、頭に「お」のつく言葉、都道府県などを声に出して言う。
運動+計算
足踏みしながら「100」から「7」を引くなど、引き算をする。
運動+ストループ課題
足踏みをしながら、順番にストループ課題(下図)の「色」「漢字」を読む。
- 色に惑わされずに漢字を読む
- 漢字に惑わされずに色を読む
運動の項目はご自身の能力によって変更しても構いません!
足踏みが難しければ座って「膝の曲げ伸ばし」でもOK
もっと難易度を上げたい方は、「スクワット」「かかと上げ」「歩きながら」など… 運動項目を変更してみましょう!
効果について
「1日に30分~60分 → 週に3回程度、4週間以上継続」
していただくことで、効果成績が良いとの報告が多くあります!
注意するポイント
- 無理のない運動項目でご自身にあったトレーニングを実施しましょう。
- 呼吸を続けることを忘れずに!
No.1「変形性膝関節症予防のための体操」
No.2「転倒を予防するのための体操」
No.3「尿漏れを予防するための体操」
No.4「腰痛を予防するのための体操」
No.5「肩こりを予防するのための体操」
No.6「座ってできる腰痛体操」
No.7「キャットバック」
No.8「指さき体操」
No.9「腰痛体操」
No.10「棒体操」
No.11「口腔体操」
No.12「足の指体操」
No.13「膝を強くする体操」
No.14「セラバンド体操」
No.15「血流促進 座ってできる運動」
No.16「記憶力UP!頭の体操」
No.17「便秘体操」
No.18「足の指体操」
No.19「尿漏れ予防体操」
No.20「指さき体操」
No.21「バランス体操」
No.22「タオル体操」
No.23「肩こり体操」
No.24「握力をUPさせるための体操」
No.25「転倒予防に効果的な体操(座位編)」