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とくへいニュース

作業療法図鑑No.34

食事動作の作業療法・自助具

作業療法における食事とは…

『食事』は、日常生活動作の中で生命維持に必要な基本的な動作と言われています。食事動作の作業療法では、食事をスムーズにできるように、食事姿勢の改善や上肢の機能向上、自助具の選定などを行います。
皆さんにとって「好きな食べ物をいつまでも自分で食べられる」ということは、生活の質を高めるためにも最も重要なことだと思います。今回はいつまでも自分でご飯が食べられるように自助具の紹介、食事姿勢のポイントを紹介しますので、参考にしてみて下さい。

自助具の紹介

【自助具とは…】
身の回りの動作がより便利に、より容易に自分で行えるよう工夫された道具のことです。自分にある自助具を選んで使用してみてください。

ばね付き箸

【対象・特徴】
・手指の変形や指の力が弱い・箸でつまみにくい方にお勧め。
・軽く握るだけで箸の先端があう仕組み。ばねの力がある為、力を抜くだけで箸先が開く。

太柄スプーン、曲がりスプーン

【対象・特徴】
・握る力が弱い方にお勧め。
・手や指の変形、痛み、握力の低下で握る力が弱い方が対象。

自助食器

【対象・特徴】
・片手しか使えない方はお皿を傾ける・押さえることが難しい。
・掬いやすい食器とし、お皿の縁の片側が反り返る構造のお皿がある。
・お皿自体が動かないようお皿の下に滑り止めが付いたものもある。

食事姿勢のポイント

皆さんも自分が食事している時の姿勢を想像して確認してみて下さい。

  1. 背筋を伸ばして顎を軽く引き、やや前かがみ。
  2. 背もたれのある椅子に深く腰掛ける。
  3. テーブルの高さは腕をのせて肘が90°に曲がる程度。
  4. 体とテーブルの間はこぶし1つ分くらい開ける。
  5. 椅子の高さは膝が90度に曲がる程度。
  6. 足は床につける。

                  

以上の6点が食べやすい姿勢と言われているポイントです。
皆さんは実際に出来ていましたか?

今回紹介させていただいた自助具や食事姿勢のポイントを参考にしていただき、
ぜひ食事を楽しんでみてください!

 

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