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リハビリスタッフが徹底解説!

正しい靴の選び方について

今、履いている靴はきちんとあなたの足にフィットしていますか?

自分の足に合わない靴を履き続けていると、
足が疲れたり痛くなったり変形したりとさまざまなトラブルが発生します。
また靴が合っていなければ、姿勢が崩れ、歩けば歩くほど膝や腰など、
足以外の箇所にも負担がかかってしまい、体全体に悪影響が生じることも…。

 

合わない靴を履き続けると…

靴擦れ

靴擦れの直接的な原因は、摩擦です。
靴と足が過度にこすれてしまうから、靴擦れになってしまうのです。
摩擦により皮膚に負担がかかり、皮膚組織が損傷して赤くなります。
さらに皮膚組織が損傷すると、血清が滲みだして水ぶくれができてしまいます。
さらに摩擦が強くなると、水ぶくれが潰れて、血が出ることになるのです。

外反母趾

足の親指が小指の方に曲がり、親指自体が「くの字」になる状態が外反母趾です。
幅が狭くつま先が細くなった靴を履くことで、母指のつけ根から先が圧迫されて変形します。
ヒールの高い靴は、つけ根にかかる力が増えてさらに変形を強くします。

扁平足

足にかかる体重を分散させる作用のある「土踏まず」がつぶれてペタンとした状態が扁平足です。
運動不足や加齢による筋力の低下、腱のゆるみ、肥満による負荷の増大などの原因が考えられます。
扁平足の状態が続くと、足首や膝、腰に負担がかかりやすくなり、腰痛や膝痛の原因になります。

ハンマートゥ

ハンマートゥは、足の指がZ字型に曲がったまま固まる症状です。
ハンマートゥになると、足指の上や土踏まずに、タコやマメができます。
タコやマメができた部分に痛みを感じたり、場合によっては足指がZ字型に曲がった影響で、
歩行時に足指の付け根に痛みを感じます。

足底筋膜炎

足裏のかかと~足指の付け根の足底筋膜で炎症・痛みが起こる疾患です。
安静後の始動時に痛みが出やすいという点が特徴です。

 

自分に合った靴を選ぼう!

靴を選ぶ6つのポイント

  1. 紐またはマジックテープで止めれるもの
  2. かかと周辺がしっかりとした、硬めのもの
  3. 足先から1/3のところで曲がるもの
    (よく動くのは足先から1/3なので、靴が足の甲にぴったりフィットし、足が前に滑らないか確認する!)
  4. 底が安定して平らなもの
  5. かかと周辺はぴったりフィットし、つま先部分は足先が圧迫されないよう
    1cm〜1.5cm程度の余裕のあるもの

 

靴の履き方

靴を緩く履いていませんか?

靴ひもを結んだまま脱ぎ履きしたり、緩いままで履いたり、つま先をトントンして履くのはNGです!

なぜNGなのか?

かかと部分がフィットせずに不安定になり外反母趾や偏平足、足の痛みの原因になります。

正しい靴の履き方

 

  1. ひもやベルトを甲のあたりまで緩めて足を入れる。
  2. 踵を軽く1回トンとする。
  3. つま先を上げた状態で紐をしっかり締める。
    正しく靴を履くと足の指が動きやすくなり足が疲れにくくなる!

 

なぜスリッパはダメと言われるのか?

スリッパが危ない5つの理由

 

  1. 脱げやすい
  2. 滑りやすい
  3. 歩き方が変わる
  4. 足の指を固定する
  5. 疲れやすい

 

東京消防庁の調査によると、高齢者の日常生活における事故のうち約8割が転倒事故です。
東京都の調査でも、高齢者の約4割が、1年間に1回以上の転倒や転落の事故を経験し、
その半数がケガを伴っているという結果が出ています。
しかも、それらの転倒・転落は、住宅内で起こるケースが5割を占めているのです。
室内で起こる転倒・転落では、スリッパを履いていた事例が多数報告されています。

一度、日ごろ履いているご自身の靴をチェックしましょう!

 

 

 

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