当院のリハスタッフが、毎日のスキマ時間に実践できる簡単な体操、
第34回目は、変形性膝関節症(予防)についてお伝えします(^^)/
変形性膝関節症~予防~
変形性膝関節症は加齢や肥満、力学的な負荷など多くの原因が関与して発症する疾患です。
主な症状は膝の痛みと膝部に水が溜まってしまうことです。
初期では、立ち上がり、歩きはじめなどの動作開始時のみに痛み、休めば痛みがとれますが、進行すれば、正坐や階段の昇降が困難になり、末期になると、じっとしていても痛みや変形が目立ち、膝が伸びず、歩行が困難になります。
そこで、大腿四頭筋という太ももの前に位置する筋を強化することで、膝の変形、痛みの予防に効果的という報告が多数みられるため、今回は大腿四頭筋に対する運動をいくつか紹介していきます。
SLR運動(脚上げ運動)
- 仰向けに寝る
- 膝は伸ばした状態で、片方の脚をあげる
※まっ直ぐあげることを意識しましょう。
※脚をおろす時にゆっくり降ろすことを意識しましょう。
※10~15回繰り返します。1日3セット程度行いましょう。
膝伸ばし運動
- 座った状態で片膝を伸ばす
- 5~10秒程度、そのまま保持する
※上半身が崩れないようにしましょう。
※まっ直ぐ前に伸ばすことを意識しましょう。
※つま先を自分に向かって曲げると、より効果的です。
※10~15回繰り返します。1日3セット程度行いましょう。
スクワット運動
- 肩幅より少し広めに足を広げて立ち、つま先は30°程度開く
- 膝がつま先より前に出ないように、また膝が足の人差し指の方向に向くように注意して、お尻を後ろに引くように身体をしずめる
※深く膝を曲げすぎないようにしましょう。
※深呼吸をするペースで、5~6回繰り返します。1日3回程度行いましょう。
※難しい方は、前に手をついて椅子からの立ち上がりの動作を繰り返すことから始めてみましょう。
No.1「変形性膝関節症予防のための体操」
No.2「転倒を予防するのための体操」
No.3「尿漏れを予防するための体操」
No.4「腰痛を予防するのための体操」
No.5「肩こりを予防するのための体操」
No.6「座ってできる腰痛体操」
No.7「キャットバック」
No.8「指さき体操」
No.9「腰痛体操」
No.10「棒体操」
No.11「口腔体操」
No.12「足の指体操」
No.13「膝を強くする体操」
No.14「セラバンド体操」
No.15「血流促進 座ってできる運動」
No.16「記憶力UP!頭の体操」
No.17「便秘体操」
No.18「足の指体操」
No.19「尿漏れ予防体操」
No.20「指さき体操」
No.21「バランス体操」
No.22「タオル体操」
No.23「肩こり体操」
No.24「握力をUPさせるための体操」
No.25「転倒予防に効果的な体操(座位編)」
No.26「二重課題 ~転倒予防~」
No.27「棒体操(立位)」
No.28「円背体操」
No.29「胸郭体操」
No.30「フレイル予防」
No.31「五十肩予防体操」
No.32「転倒予防に効果的な体操(立位編)」
No.33「転倒予防に効果的な体操(座位編)」